日越大学が2016年9月に開学

出典①:日越大学(ベトナム語)
出典②:日越大学(英語)
出典③:独立行政法人国際協力機構(JICA)(日本語)

2016年、9月9日、ベトナム、ハノイ市にて、日本とベトナム両政府の主導で設立準備が進められてきた「日越大学」が開学した。

今回開講されるのは、大学院の修士課程で、公共政策、ナノテクノロジー、地域研究、社会基盤工学、経営学、環境工学の6つのコースに計72名が入学した。

各コースは、JICAによる業務実施契約を基に、下記幹事大学などから技術支援等の協力を受けている。

公共政策(筑波大学)、ナノテクノロジー(大阪大学)、地域研究(東京大学)、社会基盤工学(東京大学)、経営学(横浜国立大学)、環境工学(東京大学、立命館大学)

今回開講されるコースでは、教員の半数以上が日本の大学から派遣される。また、教授言語はベトナム語と英語であるが、日本の文化やビジネスに取り組む姿勢の習得も重視されており、全てのコースで、日本語が履修できる。このほか、コースの一部として、日本の関係大学または企業でのインターンシップが組み込まれているなど、今後の日越間の関係発展に資する人材育成に期待が寄せられている。

同大学の設立経緯として、2006年から、ベトナムの経済成長を担う人材の育成を目的とし、「日越大学構想」が検討されてきた。同構想に基づき、2014年7月にベトナムのグエン・タン・ズン首相が日越大学設立を承認し、同年12月に起工式を執り行っていた(経緯の詳細はQAUPDATES 2015/7/6投稿記事 を参照)。

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