第3回ASEAN+3学長会議で66名の大学代表者が意見交換

出典① ASEAN+3 Rectors’ Conference, AUN(英語)
出典② ASEAN+3 Heads of international Relations Meeting, AUN(英語)
出典③ ASEAN+3 Unet Member Universities, AUN(英語)

3回目となるASEAN+3学長会議 (ASEAN+3 Rectors’ Conference) が2016年10月31日から11月1日の2日間にかけて、中国南寧市にある広西大学 (Guangxi Univ.)で開催され、66名の大学の代表者が参加した。ASEAN+3 学長会議は、AUN加盟大学および日中韓のパートナー大学から成るASEAN+3 University Network (ASEAN+3 Unet) の代表者レベルの枠組みを作ることで、今後のASEAN+3の協力について意見交換を図ることを目的とし、隔年で開催されている。ASEAN+3 Unetには48大学が加盟しており、うち日本のパートナー大学は10校。第3回となる今回は、現在の高等教育を取り巻く課題 (Contemporary crises in higher education: impacts, implications, and solutions) をテーマとし、今後の協力関係について包括的な意見交換が行われた。中国での開催は第1回の北京大学に続き2度目となる。

ASEAN+3 University Network (ASEAN+3 UNet) 発足の背景

ASEAN+3 UNet は2007年11月に開催された第11回ASEAN+3首脳会議で採択された、「東アジア協力に関する第二共同声明‐ASEAN+3協力の基盤に立脚して‐」(Second Joint Statement on East Asia Cooperation: “Building on the Foundations of ASEAN+3 Cooperation”) および ASEAN+3 Cooperation Work Plan 2007-2017に遡る。
この作業計画の中で、ASEAN大学連合 (ASEAN University Network: AUN) (NIAD-QE国際連携ウェブサイト) は大学間連携を促進し、さらにASEAN+3における単位互換を促進するという役割を担っていることが明文化されている。この主要な目的の実現のため、2009年3月にタイ・プーケットで開催されたASEAN+3高等教育政策対話 (ASEAN+3 Higher Education Policy Dialogue) において、ASEAN+3 UNet の発足、ASEAN+3学長会議およびASEAN+3国際担当者会合 (the heads of ASEAN+3 International Relations: ASEAN+3 IRO Meeting) の開催が合意された。これらは「ASEAN+3教育行動計画2010-2017」(2012年承認) (ASEAN+3 Plan of Action on Education 2010-2017) の中に盛り込まれている。
なお、2016年5月にマレーシア・スランゴールにおいて開催された第3回ASEAN+3教育大臣会合の共同声明では、この教育行動計画がAUNやAUN/SEED-NETなどを通じて、継続的に推進されていることを歓迎している。

第1回ASEAN+3学長会議 2012年11月 於:北京大学

ASEAN+3高等教育政策対話 (テーマ:Intellectual Contribution to Enhancing the Future Higher Education in East Asian Community) での合意内容の確認およびASEAN+3UNet 創設のための加盟大学による調印式が行われた。

第2回ASEAN+3学長会議 2014年11月 於:タイ・チェンマイ大学

ASEAN+3の教育省関係者およびASEAN事務局による潜在的な連携や協力に向けた国家政策に関する発表、およびASEAN+3各国における学生教育、学術研究、政策レベルでの可能な連携活動を提案するワークショップの開催等。

ASEAN+3国際担当者会合

ASEAN+3学長会議と同様に2009年に開催されたASEAN+3高等教育政策対話を受けて、2010年よりAUN加盟大学および日中韓のパートナー大学による持ち回りで毎年開催。1. 国際担当者の交流の機会とし、ASEAN+3加盟大学のより親密な協力関係を構築すること、2. ASEAN+3学長会議のための最優先の政策的事項についての意見交換の場とすること、3. 東アジア域内の学生や学術的モビリティを促進すること、4. 各大学の国際担当者の連絡窓口を明確にすること、を目的としている。
第6回が2016年5月にマレーシアのUniversiti Utaraで開催され、AUNの分野別サブネットワークの活動内容について発表があった。

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