テーマ別アーカイブ:ASEAN
SDGsやデジタル時代にどう貢献できるか―第7回ASEM教育大臣会合
第7回のASEM(アジア欧州会合)教育大臣会合が、2019年5月15日から16日にルーマニア・ブカレストで開催された。今回の会合のテーマは「Connecting education: inclusion, mobility and excellence in support of the Sustainable Development Goals」。デジタル時代においてバランスのとれた包摂的な学生、研究者等の流動性をどう高めていくべきか、また国連の持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けて、ASEMが10年に渡り展開してきた「ASEM教育プロセス」(ASEM Education Process)がどのように貢献できるかが議論された。会合結果は「Conclusions by the Chair」にまとめられている。 続きを読む
ASEAN全10か国の国家資格枠組(NQF)―資格枠組と質保証のリンクに関するSHAREの報告書
欧州連合(EU)と東南アジア諸国連合(ASEAN)の協働イニシアティブであるSHARE※1のプログラムは、ASEAN域内の高等教育の質の向上、競争力の強化、高等教育機関の国際化を目的として実施されている。SHAREは2018年8月に報告書「QUALITY ASSURANCE ARRANGEMENTS … 続きを読む
日本のベトナム人留学生受入れ、高校卒業証書の認証を義務化
ベトナムから日本語教育機関に留学を希望する場合は、2019年3月1日から高校卒業証書の政府による認証が必要となった。認証を行うのはベトナム教育訓練省のVN-NARIC。認証の活用は、偽造した卒業証書を用いる日本留学あっせん業者に対応するための措置。 続きを読む
ASEANの第4次産業革命 ―教育分野におけるアプローチ―
第4次産業革命という言葉を耳にすることが多くなりました。第4次産業革命とは、IoT(モノのインターネット)、AI、ビッグデータといった革新的技術の実用化によりもたらされる産業構造の変化を指します。具体的には、工場生産システムのAIによる管理や、医療現場でのビッグデータに基づいたオーダーメイドの治療な … 続きを読む
ASEAN地域内外の学生・労働者のモビリティを高める―地域的な資格枠組の一般向けガイドラインが発表される
2018年12月、東南アジア諸国連合(ASEAN)は、ASEAN資格参照枠組(AQRF)※について一般向けのガイドライン「A Practical Guide and All You Need to Know」を発表した。当ガイドラインは一般市民を対象とし、AQRFがどのように機能し、どのような効果を … 続きを読む
QS世界大学ランキング2019- ASEAN諸国結果まとめ-
英国のクアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds:QS)は2018年6月7日、QS世界大学ランキング2019を発表した。QS世界大学ランキングは、6つの評価項目(①学術的評判、②企業からの評判、③教員1人当たりの学生数、④外国人教員の比率、⑤留学生の比率、⑥教員1人当たりの論文 … 続きを読む
成長するASEAN諸国―TNEや遠隔教育など、高等教育分野の国際化の進展状況は?
ASEAN諸国の成長が著しい。高等教育分野においては、ASEAN域内での学生移動の増加が見られ、国境を越えた教育(TNE)の中継地点になっている国もある。 英国ブリティッシュカウンシルはASEAN諸国を対象に「高等教育の国際化」をテーマとした報告書「THE SHAPE OF GLOBAL HIGHE … 続きを読む
ASEAN:SHAREプロジェクト、高等教育の国際化戦略―CLMV諸国
発展が著しいとされるASEAN地域であるが、その中でもCLMV諸国※1は支援が必要な国として認識されており、高等教育分野でもこれらの国家を支援する取組みがある。 ASEANのSHAREプロジェクト※2の政策対話ではCLMV諸国が国際化によって得られる利益に焦点を置いて国際化戦略が議論され、国際化は国 … 続きを読む
ISO21001:教育機関のマネジメントシステム規格が2018年に公開予定
現在、国際標準化機構(ISO:International Organization for Standardization)の加盟機関により、教育機関のマネジメントシステムであるISO21001は、最終案について投票が行われており、2018年初旬に公開予定となっている。 ISO21001は、あらゆる … 続きを読む