タグアーカイブ:アクレディテーション

トランスナショナル共同教育の設計における課題と提言ー欧州大学協会がテーマ別ピアグループの報告書を公表ー

欧州大学協会(European University Association: EUA)は2024年3 月、トランスナショナル共同教育(transnational joint education provision: TJEP)の設計における課題と提言をまとめた、テーマ別ピアグループによる報告書を公式ウェブサイト上で公表した。当報告書はTJEPの各種形態を定義した上で、TJEPに携わる欧州の政策立案者や高等教育機関のリーダーに向けて、外部質保証や組織レベルの課題とそれらを解決に導くための提言を示している。 続きを読む

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台湾:HEEACTが新サイクル(2024-2029年)のプログラム評価実施計画を公表

2023年11月、台湾の質保証機関である台湾高等教育評鑑中心基金会(HEEACT)は2017年にプログラム評価の受審が任意化されてから6年が経過し、2024年から新たなサイクルに入るとして、「委託プログラム評価実施計画(2024年版)」(原語:大專校院委託辦理品質保證認可實施計畫)と「自己認証プログラム評価実施計画(2024~2029年版)」(原語:大專校院自辦品保認定實施計畫)を公表した。 続きを読む

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欧州:「QA-FIT」プロジェクト第1次報告書―高等教育機関は欧州共通基準をどう見ているか―

欧州大学協会(EUA:European University Association)と欧州高等教育機関協会(EURASHE:European Association of Institutions in Higher Education)は「QA-FIT」プロジェクトの一環として、会員である高等教育機関を対象に「欧州高等教育圏における質保証の基準とガイドライン(ESG 2015)」の有効性を現状に鑑み検証するためのアンケートを実施した。欧州41か国に所在する高等教育機関から260件の回答が寄せられ、2023年7月に公開された第1次報告書「Quality Assurance Fit for the Future」 では概ね肯定的な評価がなされている。 続きを読む

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イギリス:QAAが海外大学のプログラムアクレディテーションを開始

2022年7月、英国高等教育質保証機構(QAA)は、英国外の高等教育機関のプログラムを対象とする「国際プログラムアクレディテーション(International Programme Accreditation:IPA)」を開始した。
QAAは、2017年から海外の高等教育機関を対象に機関別レビュー「国際質レビュー(International Quality Review:IQR)」を実施しているが、その経験に基づき新たにプログラムレベルのアクレディテーションを提供する。 続きを読む

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インド:開学1年以上のカレッジに対する暫定アクレディテーション制度(PAC)を導入

2022年2月24日、インドの高等教育機関の外部質保証を担う機関であるNational Assessment and Accreditation Council(NAAC)が、開学1年以上のカレッジに対する暫定アクレディテーション(Provisional Accreditation for Colleges: PAC)の導入を発表した(制度運用開始は2022年3月4日以降)。PACは、カレッジに対して、NAACの通常のアクレディテーション受審への段階的な移行を促すための、簡易版のアクレディテーションとしての機能を備えている。 続きを読む

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米国:CHEA-AGB、大学等の理事会に対する共同声明を発表―アクレディテーションへの積極的参画に向けて

米国の高等教育アクレディテーション協議会(Council for Higher Education Accreditation: CHEA)と大学理事会協会(Association of Governing Boards of Universities and Colleges: AGB)は2022年3月25日に、米国の高等教育機関の理事会(Governing Board)に対し、アクレディテーションへの積極的参画を促す共同声明「AGB-CHEA Joint Advisory Statement on Accreditation & Governing Boards 2022」を発表した。2009年に同様の共同声明を発表しているが、昨今の大学等を取り巻く状況を踏まえて13年ぶりに改訂されたものである。大学等の意思決定機関である理事会のアクレディテーションへの積極的参画は、大学等を外部脅威から守り、大学等がその使命を果たす上で重要な役割を果たす。声明では、理事会に対するアクレディテーションへの理解の深化や参画を促す方策と、大学等の執行責任者である学長(Chief Executive Officer)に対する理事会の参画を促す環境整備などに関する方策が掲載されている。 続きを読む

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アクレディテーションは必要?アメリカ全50州と準州での中等教育の多様性

2020年6月4日にアメリカの中等教育とインターナショナルスクールに関する調査レポートThe Changing Landscape of Accreditation: Guide to Secondary-School Recognition in the United Statesが発表された。同国で外国資格の審査を手がけるECE社のBellin氏とWenger氏が著した本書は、高等教育へ進学可能な中等教育修了資格という観点からアメリカの中等教育の多様性を解説している。本記事ではこの調査レポートとアメリカ教育省の情報をもとに、同国の中等教育が持つ多様性を紹介する。 続きを読む

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ドイツのアクレディテーション、電子申請が可能に。制度選択の幅も広がる

ドイツでは、高等教育の質保証制度として、プログラム・アクレディテーションとシステム・アクレディテーションの2つの枠組みが実施されており、高等教育機関はどちらの枠組みを選択してもよい。ただし、システム・アクレディテーションを受けるためには、一定の要件を満たしている必要がある。 続きを読む

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【高校生のための大学の講義】アメリカのコンカレントプログラムと唯一の質保証機関

アメリカでは高校生が在学中に大学の科目を履修し単位を取るためのさまざまな仕組みの1つ、コンカレント課程。大学と高校間の協定に基づき、大学が認めた高校教員が高校の教室で行う大学教育のことで、大学本校と同じ内容の教育と試験によって修了者には本校による成績と単位が与えられる。高校生のうちに大学レベルの学びが提供されることは、学習意欲を充足や進学体験の機会となりに、大学のリソースや、学生の移動時間や費用の負担も節約される。 続きを読む

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アメリカ:CHEAが連邦教育省の規定改定案に一部賛同するも懸念を指摘

 2019年7月12日、米国高等教育アクレディテーション協議会(CHEA)は、連邦教育省が所管する関連規定の改定案についてコメントを発表した。提案内容の一部について、CHEAが同年5月に示した意見書と一致する見解を示す一方で、アクレディテーションの実態を踏まえ、懸念も指摘している。 続きを読む

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